備後うまいもの・たのしいみせ探し〜「 居酒屋こでん」編

福山の中心部、かつてはにぎわいを見せた商店街

モータリゼーションの発展、この移動手段が人々を中心部から遠ざけた。



いやいや、“八味社長が行く”は報道特集ではない。(笑)





そう、“居酒屋こでんへは、商店街から路地に入る。

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日が伸びてくる初夏の夕刻、夕食に向かうには少し早い感もあるが・・・

「いらっしゃいませ〜」

やはり、一番乗りである。

「ちょっと早かったかぁ。」


「カープの試合がある日はねぇ(苦笑)」

カープが勝つのはうれしいんですが・・・
お客さんがねぇ・・・

カープの試合のある日は、スタジアムへ行く人や大型テレビで試合を見せるお店にねぇ


そんな話をしながら

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うすい豆です」


グリーンピースは若い豆、しっかり育てたのがうすい豆らしい。


「皮は固いので食べないで」


「ちょっと、先に言ってよ。、もう口に入れちゃってるし。」

よほど空腹なのか、かなりのあわて者である。
(笑)



なるほど、グリンピースと比べると実が大きく上品で繊細な甘みがあり、ほくほくとした食感だ。


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葉物を味わっていると・・・


石鯛とマナガツオのハラス、とり貝のお造り

「これは、日本酒を飲まなければなるまい。」

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続いては、

和牛のほほ肉とホワイトアスパラ、おくらにアボガドの煮ものだ。

しっかりした味わいの出汁がうまい。



これは八味唐辛子が合うに違いない!!



そしてまたまた、お酒がススむではないか。


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夏にお冷でと・・・

「あれ、ちょうだい。」

地元、天宝一の純米酒。

「う〜ん、旨い。」

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まいわしの生姜煮です。」

冷たいまま、あてで召し上がっていただくので、だいこんは味がしっかり滲みて甘く濃い味付けにしています。

1品1品、出される料理が上品で味も触感も楽しめる。

「いい仕事してますねぇ〜(笑)」

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来た来た!!

北海道のうにと佐賀牛のにぎり

佐賀牛は、ホントに上のクラスしか佐賀牛と認められないんです!」



「なので、うす〜く切ってます。」

(爆笑)



そうなのか。

佐賀産の和牛の中の上位だけが、佐賀牛なのか。

他の産地の〇〇牛とは、違ったブランドを感じるじゃないか。


「厚めに切ったの食べてみたいぞ。」

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最後に12時間煮込んだ島スープ。

う〜ん、満足♪


店主の料理や素材の話が面白い。

1品1品、話を聞くと味わいもまた違ってくるようだ。

食材や料理に対する思いも伝わってくる。

お客さんが少ない時にゆっくり話をしながら料理をいただく、これがこのお店を2倍楽しむ方法かもしれない。



店主には失礼だが・・・






そして、今日もカープは勝ってるようだ。


少し気の毒に思いながら、お店を後にする。