備後うまいもの・たのしいみせ探し〜なん波編



今月尋ねたお店は、福山は船町の路地にひっそりとある八味銀座のもう一軒のお店だ。

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この地にかまえて20年になるという居酒屋なん波は、
1階10席余り、2階がお座敷の小ぢんまりとしたお店である。



やはり、ひっそりとした路地だけに一見さんはほとんどなく・・・

常連のお客さんでにぎわっているであろうことは、
棚に並んだ酒瓶にかかる名札の数からも想像できる。


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この日は、新年早々1月5日であったので、
2階は新年会の団体さんでにぎわっていた。


定番のお品書きだけを見ると夕飯をいただくごはん屋さんのようにも感じてしまうが・・・


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なんと・・・別に、




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A4サイズの紙に手書きでびっしりと書かれたおすすめが存在していた。


メニューを眺めているとどれも美味しそうで
口内に唾があふれてくる。
なかなか選ぶのが大変である。





多くのメニューに迷いながら、

取り敢えずお刺身の盛り合わせをお願いしていると・・・


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常連さんが横から、

「牛タンの煮込みがサイコ~♪」と教えてくれた。

「じゃぁ、それもください。」
即答で注文するのが礼儀だろう (笑)



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勧められたからと注文した“牛タンの煮込み”だったが、


これが何とも美味しいのである。
グルメレポート風に言うなら、
「口に入れた途端とろけるぅ」的な感じなのだろうが、
そんな表現が薄っぺらく思えるほど最高の触感と味だった。

“しあわせ”とは
こんな一瞬を言うのかなと思った。

カウンターには、しあわせの笑顔が並んでいた。


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隣り合わせた人とすぐに打ち解けて、仲良くなれる。

そんな雰囲気のあるお店である。



長く続いているお店は、お店の人とそこに集う人たちの絶妙な人間関係が、
そのお店の“らしさ”というか“風”を作り上げているようだ。



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10席余りのカウンターに対面する厨房が狭く見えるのは大将の体格のせいなのか?




帰ろうと席を立っても・・・・


話は尽きない♪